秋の風物詩

 「夏が終わる」その気配を、日差しの弱さで無意識が悟っている今日この頃。夏が終われば秋、そう学園祭シーズンである。僕が住んでいる家は母校のK大学が近くにある。家から抜群の徒歩圏内に学校がある事から、学校行事というのは在学していない近所の人にとっても一大行事となる。

 ちなみに、昨今の少子化の煽りを受けている各大学の学園祭は、日程の短縮化や規模の縮小化が進んでいるらしいが、K大学は相変わらずの4日間開催を維持しており、今年は11月1日~4日開催予定との事。

 スケジュールを確認すると4日の最終日に行けるかもしれない。「よし、後輩たちのオレンジデイズに混ぜてもらおう。」と普段ブラックデイズな日々を過ごしている僕は、学園祭に行く計画を立てた。そうと決まれば早速、今年のイベントをリサーチだ。

 1日目。 『ダレノガレ明美』 「誰?だれ?ダレ?Who are you?ダレノガレ明美トークショー 〜ダレちゃんの全てにせまる〜」

ほうほう。今やテレビで観ない日はない、ダレノガレ明美。生であの美貌を観る事ができるならば、なかなか魅力的なイベントや。しかし、僕が気になるのは4日目の4日。画面をスクロールする。

 2日目。『和牛、ダイアン、笑い飯』 「一祭合祭笑い合え!一笑爆笑関大お笑い祭2015」

ほうほうほう。これまた個人的にゴイスー好きな芸人3組を生で観る事ができるという、なかなか魅力的なイベントや。しかし、僕が気になるのは4日目の4日。画面をスクロールする。

 3日目。『コブクロ』「おかえり!コブクロ関大LIVE」

ほうほうほうほう。これまたガンバったなぁ、後輩。確かに生であの美声ハーモニーでYELLを送ってもらえるのは魅力的や。しかし、僕が気になるのは4日目の4日。画面をスクロールする。

 4日目。『河原秀久教授(関西大学化学生命工学部 生命・生物工学科 )』 「河原教授が来るってほんまでっか?〜冷凍技術への挑戦〜』

 

 

 そりゃないぜ、関大。

 

 

※即刻ネットで検索したところ、確かに凄い人でした。

 

もう○○○オフで売るなんて、言わないよ絶対

 僕は本を読む為に、必ず本屋さんで新しい物を購入する。顔の分かる人の本ならかまわないのだが、図書館で借りる本や古本屋の本は個人的になんだか敬遠してしまうからだ。

 そこで僕は読み終わった本の中で、手元に置いておきたい物以外の本がまとまると、速やかに買い取ってもらう事にしている。もちろん買い取ってもらうのが前提なので、本は汚れないよう、慎重を期して読む。(僕はこの行為をする度に、幼少時代にドラえもん、コミックス内の「自動買い取り機」という道具を使ってのび太がマンガを買っては異常なまでに丁寧に読み、読了するとそれを買値で買い取ってもらって、新たなマンガを買うという無限ループを行っていた事を思い出し、一人でノスタルジーに浸っている)

 そこで先日、おそらく読み返さないであろう文庫本が溜まったので、いつも利用する近所の古本屋に向かったが、その日は店が閉まっていた。また本を持って出歩くのが億劫だったので、近くの○○○オフに買い取って貰うことにした。しかしそこで事件はおきた。なんと買ってまだ半月程度の、1度しか読んでいない文庫本5冊(しかも比較的メジャーな著者)が占めて170円だったのだ。買い取り担当レジのバイトの女の子はそれらをものの1分程度の光の速さで査定し、僕に買い取り同意書を提示してきた。一瞬その速さの眩い光に怯んでしまったが、すぐに正気を取り戻し「持って帰らせて下さい!!」と渾身の一言を捨て台詞に家に持ち帰り、後日普段買い取ってもらう店で再チャレンジすると570円だった。僕はマッキ―ばりにタイトルの替え歌を口ずさみながら、夕暮れの家路を急いだ。

 ちなみに、後者の店で丁寧に査定してくれた本が好きそうな店員さんと話をしたが、今は三浦しをんの本が高く買い取ってくれるそうです。

憧れる大人

 もうすぐ僕は30代になる。ふとこんな大人のおっさんになりたいという、妄想をする事があるのだが、最近その退屈な妄想にドロップキックしてきた人が現れた。それは皆大好き、みうらじゅんだ。僕はコンビニで毎週プレイボーイを立ち読みする。それはみうらじゅん宮藤官九郎の対談連載『大人になってもわからない』が読みたいからだ。以前からプレイボーイの全体からにじみ出る、バカさ具合が好きで読んでいたが、最近になりみうらじゅんに僕はカッコよさを感じて(これまでなら、みうらじゅんに憧れてるなんて人を見るとおそらく「みうらじゅんを好きとか言ってる自分を通ぶっててハイセンスなんて思てるだけやろ」と思ってたかもしれんが)、ふと「憧れる大人」の共通する部分が解ったような気がした。

 それは「しっかりとした知性と品の土台ができていて、その上で自分の本当にやりたいスタイルで動いている」という点。『大人になってもわからない』の文章内は中学生の様なテーマが主体なのだが、全く下品でなくてむしろ品があり切り口も知的で、むしろ高尚な文章に感じ、いつもコンビニでニヤニヤしながら立ち読みしている。

 ちなみにみうらじゅんの他には所ジョージであったり木梨憲武柴田恭平堤真一などにぼんやりと憧れを抱いているが、その面々に囲まれている自分を妄想すると、ひよっ子過ぎて逆にドロップキックをかまされそうである。

 兎にも角にも、ペラッペラな大人にはなりたくないなと思うのです。

好きな都道府県ランキング

 先日、友人と飲んでた際に終電を逃してしまったので始発まで時間を潰す事になった。その際、トラベルカフェでダラダラと開催した「好きな都道府県ランキング」が思いの外、面白かったので本日付けの最新チャートを発表したいと思う。ちなみに「好きな都道府県ランキング」とは、これまで行った事のある都道府県の中で、好きな場所をランキング形式で発表しながら「この景色は良かった!」「ここのアレはめちゃ美味かった!」とお互いの情報を共有し合えるという、その時閃いた日本の魅力再発見のオモシロ企画である。

 
 
第3位     広島県
 広島県はつくづく観光するのに最適な県だと思う。原爆ドーム、宮島と言った世界遺産に広島焼き、牡蠣、もみじ饅頭のグルメからカープ文化までそれぞれ一つ一つが凄い「たっている」と感じる。
加えてそれらが全て一泊二日程で満喫できると言うので、もうパーフェクト。
 
第2位    鹿児島県
 そんなパーフェクトカントリー広島を抑えての2位は鹿児島県
今春に九州一人旅を行ったのだが、まぁ九州の人はみんな人が良い。その中でも鹿児島県の人は、特に良い人が多かった。
 またグルメが良かった点も高評価。揚げたて熱々の薩摩揚げと黒豚カツを食べながら、芋焼酎を飲んだあの腹ペコの夜は至福のひと時だった。
 
第1位    大阪府
  2位に大きいゲーム差をつけての1位は皆大好き、大阪府だ。
 理由は「単純に好き」という夫婦円満の秘訣みたいな理由で、完っ全なる地元びいきだが、皆「地元サイコー!理論」を持ってると思うので気にしないでおこう。
 
 
 
   ちなみに一緒に企画を行った友人のランキング1位は地元でなかったので、僕の「地元サイコー!理論」は僅か数分で崩れ落ちたのはご愛嬌だ。
  皆さんも、時間が腐るほど有り余る時に是非どうぞ。

熱闘甲子園

 僕は野球が好きだ。プロ野球も観るし、この時期なら高校野球も観戦する。特に今から15年前の2000年~2002年の3年間は、高校野球を観れる時はほぼ毎日テレビ観戦して、熱闘甲子園は毎日録画し、3大会分を40周くらい観た記憶がある。まさに小学校高学年から中学生という高校野球にハマりやすい、ど真ん中な時代である。しかし、そこから成長するにつれ、「高校球児=野球の上手い、少し年上の兄ちゃんという絶対的な憧れ」神話が崩壊し、それまでのクレイジークレイジーなまでの高校野球熱も完璧に薄れていた。
 そして先日、何の気なしにテレビを観ていて、「ビーバップハイヒール」の時間になったのでチャンネルを変えると熱闘甲子園が放送していたので、久しぶりに観てみた。


 僕はまだ20代なので現実的ではないけれど、将来年老いて「昔は良かった」「今の~は・・・」などとぼやく、脂ぎったハゲオッサンには絶対になりたくないと思っていたが、やはりまだまだ精神的に未熟だった。

 「昔の方がええやん!!!!」

 その昔、熱闘甲子園の「作られてる感」の少なさに僕は魅力を感じていたと思う。その日の試合を第1試合から第4試合まで順番に、各カードの片方の高校の選手の地元や家族、小学校や中学校での環境、先生との関係など結構プライベートな部分まで迫り、試合内容もじっくりと4試合を均等なだけの時間で観る事ができていた。

   なんというか今年の熱闘甲子園は、結果だけ伝えるスポーツニュース色が強くでている気がする。古田さんには試合の解説をするのではなく、長島美奈に変わって色んな人にインタビューをしていって欲しい。

 『鶴瓶の家族に乾杯』や『探偵!ナイトスクープ』の様な、素人が主役の「作られてる感」が少ない番組が面白いと思う僕は、熱闘甲子園の進化を少し残念に感じた。

ブログを始める。

 先日、ある事がきっかけでFacebookのアカウントを削除し、サービスを受けるのを辞めた。

 数年前からFacebookについて個人的な違和感があったので、ちょっとした衝動に背中を押される形で辞めた。

 元々Facebookのサービスとは、オープンな交流を大前提に作られていると僕自身は思っている。学生時代の昔の友人、アルバイト仲間から就職してからの友人知人など、環境の変化に伴って希薄になりがちな関係を、ある程度持続させる事ができるツールだと感じていた。

 実際、Facebookのおかげで連絡先が分からなくなっていた学生時代の友人と再び交流が始まったり、職場の年の離れた上司の方などとも低ハードルでコミュニケーションを取れる事があったりと、サービスの恩恵を受けた事が0ではない。しかし、どんどん友達が増えてオープンな場になるほど、そのオープンな広さに気を使ったりしてる事に気づき、モヤモヤとした違和感を感じるようになっていった。

 

 同時に、比較的ストレスが少ない環境でなんでも良いから文章を書くこと・なんでも良いのでライフログをつける事・やった事がない事(ここで言うとブログ)がしてみたいと思っていたのでFacebookを辞めて、ブログを始めて見る事にした。(実際の所、もの凄い影響されやすい僕は、最近読んだ糸井重里松浦弥太郎の本を読んだ事がかなり大きな要因となっているという、なかなかださい理由がはらんでいる。)

 

 という事でこれからノンジャンルでフリースタイルなブログを「ほぼ週」で始めてみたいと思ったので、ここに宣言する。